ゴミログ

あの千葉大学の学生です。

超天才プログラマーが見つけた「法律のセキュリティホール」を超天才法科大学院生が超デバッグしてみた

 

 みんなおはエコ!超天才法科大学院生ことゴミクルーン(@DustCroon)です。

 どうして超天才かというと、入試前日にブログを書きながら早稲田に一発合格したり、大学の1年前期をGPA0.38からスタートして4年で卒業したり、借りてたアパートの大家とバトって敷金全額取り返したり、専門外の分野で懸賞論文書いて賞を受賞したからです。その気になれば円周率も1億桁くらい覚えられると思います。

 

 ところで、今日はこんな興味深いツイートを見つけました。

 要するに、道路交通法は自動車の免許の取得を自然人*1に限定していないから、自動運転自動車を公道で試験走行させるために、法人*2が運転免許証を取得し、その法人の免許で自動運転を実験できないか?といったものです。

 果たしてどうなのでしょうか?考えてみましょう。 

 まず、民法には法人について以下のような規定が存在します。

民法第34条 法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。

 これは、法人は、「法令の規定に従い」つまり法律で「やっていいよ!」と認められていなければ(あるいはそう解釈することができなければ)その何かをする権利が認められない、ということです。

 例えば、会社は会社法3条で「会社は、法人とする。」と規定し、その後会社の権利義務、つまりやっていいこと・やらなければいけないことを約1000条に渡り定めています。

 そして、自動車の「免許」というものは、本来誰でも自由にできる自動車の運転は無条件に認めれば交通事故等の危険が多発する可能性があることから、予め一般的に禁止し、その危険がないといえる者に限り自動車の運転を認めるという制度*3です。

 なので、法人であっても自動車の免許を受けることができなければ、自動車の運転をする権利は認められない、運転することはできないということです。

 

 では、道路交通法は「免許の取得を自然人に限定していない」、つまり法人が自動車の運転免許を受けることを認めているのでしょうか?条文をみてみましょう。

道路交通法第84条 自動車及び原動機付自転車(以下「自動車等」という。)を運転しようとする者は、公安委員会の運転免許(以下「免許」という。)を受けなければならない。

 たしかに、この「者」≒人という文字だけに着目すれば、これが自然人のみを指すのか、法人も含むのかをはっきりと決まらないかもしれません。

 しかし、法人それ自体が「自動車を運転をしようとする」ことはできない以上、ここでの「者」は現実に「自動車を運転しようとする」ことができる者、つまり自然人に限られるといえます。また、他の規定*4からも道交法は法人が免許を受け運転することを想定していないといえそうです。

 したがって、道交法84条は自然人のみが自動車の免許を受けることができると定めた規定と解釈することができます。

 

 法律は条文それ自体には明記されておらず、条文だけではその意味を明確にすることができないという事態が多々あります。このとき、条文の文言やその規定の趣旨などから、その条文の意味を再定義することを「法解釈」と呼びます。そして、数多もの法学者、弁護士や裁判官等の実務家の手により積み重ねられてきた法の解釈を学ぶこと、それこそがまさに大学の法学部や法科大学院での法学学習のミソということです。

 「法学」と聞くと「六法の条文を丸暗記する!」というイメージを持たれる方も多いですが、六法というのは英語学習でいう単語帳や辞書に近く、六法や条文だけでは成り立たないものなのです。

 こうした法学の基礎的な話はこちらのサイトがとても詳しくわかりやすくまとまっています(今回自分も参考にさせていただきました)。さらに学びたい方には法学学習Q&Aという本もオススメです。こちらにはなぜか巻末に僕の名前が載っています。

 

 もちろん、「道交法84条の『者』は自然人のみならず法人も含んでいる」と考えることも、解釈の一つであり、無条件に否定されるものではありません。

 しかし、法解釈は文言から読めることができればオッケーというわけではなく、その解釈に一定の妥当性や合理性といったバランスが要求されます。

  

 例えば、「トイレで『トイレットペーパー以外流さないでください』と書かれていたらウ○チを流してはいけないのか問題」を考えてみましょう(汚くてすみません、他に良い例が思い付きませんでした)。

 たしかに、ウ○チはトイレットペーパーではないので、この文言だけからはウ○チを流すことは許されないことになりますが、そもそもトイレはウ○チ等の人間の排泄物を流す場所なのにウ○チが流せないとなると本末転倒になってしまいます。

 なので、ウ○チを流すことはトイレという場の性質上当然の行為だから書かれていないだけであり、『トイレットペーパー以外流さないでください』という表記はウ○チを流してはいけないわけではない、と解釈することができるということです。

 もっとも、性質上「当然の」行為かどうかはどうやって決まるのでしょうか。それは我々の日常生活での習慣や「常識」から判断されます。もしかしたら、皆さんの中で「トイレはご飯を食べるところであって出すところではない」と考えて生活してこられた方もいるかもしれません(いないと思いますが)。しかし、少なくとも世の中の圧倒的多数派はトイレをウ○チする場所として利用しているはずなので、「トイレでウ○チは流さない」と考えることは妥当ではないということになるのです。

 肝心要の部分を実生活の「常識」という曖昧なものさしで判断するというのはなんだか頼りげない感じもしますが、法律は人と人が関わりながら生活することで初めて成立し、意味を持つ以上、当然のことなのかもしれません。なのでこれからも安心してウ○チを流してください。

 

 話を戻すと、「道交法84条の『者』は自然人のみならず法人も含んでいる」という解釈も、条文全体の文言や他の規定などに鑑みて、妥当ではない、合理的ではない(理由は先に挙げたとおり)から、少なくとも行政・司法の場においてこの解釈は採用されないだろうというわけです。

 まとめると、法律を読む(解釈する)時は、以下の図のような思考過程を辿ります。

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 もっともこの問い合わせでは、他の規定について法人の代表者が18歳未満等の免許の欠格事由に該当しないことや、免許試験を受験するといった方法で法人も免許を申請することができるのではないかと照会しています。しかし、道交法がまさに明文で全く認めていない、想定していない方法を明文なしに認めてしまうことは、解釈の限界を超えている(認めるには国会の立法等の手続きが必要)のではないでしょうか。

 

 他方で、道交法と対照的に法人も含むと解釈することができるのが、最初のツイートでも取り上げられていた電波法における法人の取り扱いです。

電波法第4条  無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。

  電波法を見てみるとやはり『者』とは書いてありますが、法人それ自体が「無線局を開設*5しようとする」ことはできるといえそうです。

 さらに、電波法20条2項は「免許人(省略)たる法人が…」と規定していることから、電波法は法人が免許を受けることを想定した規定が置かれているといえます。

 したがって、電波法4条は自然人のみならず法人も免許を受けることができると定めた規定と解釈することができるのです。

 

 以上から、法人は民法によれば「法令の規定に従い」権利を有し、車を運転するには免許が必要なところ、道交法は法人に免許を認めていないと解釈することができるから、少なくとも法学的には「法律を読む限りでは、運転免許は人間に限らず、法人でも取得できる」ということはないこととなります。

 

 結果的に「道路交通法は免許の取得を自然人に限定していない」という指摘は誤りだったということになりますが、「法律に書かれていないことを考える」ことはまさに法学で最も必要な思考プロセスといえるので、大変おもしろいと感じました。

 また、そもそも根本にあった「人が運転しない自動運転の車を公道で試験走行させるためにはどうすればいいのか?」という問題も興味深いです。

 というのも、「完全自動運転の車が事故を起こした場合、誰が責任を負うのか?」など"自動運転と法"の問題は立法や法解釈が追いついていない部分も多く、まさにこれから「法律に書かれていないことを考えて」の解決が期待されている問題だからです。

 

 以前、自分が受賞した懸賞論文のテーマとして選んだのも、仮想通貨という立法や法解釈が追いついていない分野だったので、このような思考は金融商品取引法をはじめとする様々な法律に「仮想通貨」という概念をどうやって嵌め込んでいくか、試行錯誤をしていたことを思い出します。(宣伝)

  

 他にもこの方は様々な「法律のバグ」を見つけていました。

 これは故意犯処罰の原則」と呼ばれるものですが、簡単に説明すれば、犯罪や違法と行為というのは、原則*6として犯罪行為や違法行為をするだけではなく、「故意」にその行為をしたことも必要という話です。

 今回の話ならば、関税法違反になるには、①荷物に違法なものが入っているにも関わららず「私の荷物には違法なものは入ってません」という紙を書いたことでは足りず、②荷物に違法なものが入っていることを知っていたにも関わらず「私の荷物には違法なものは入ってません」という紙を書いたこと、も必要になるというわけです。したがって、本当に自分では、違法なものを入れた覚えがないのであれば、法律上は関税法違反にはならないということです。

 もっとも、故意犯未必の故意、つまり「荷物に違法なものが入っているかもしれない」といった認識でも足りると考えられますし、裁判所は無理やりそういったことを認定したりもするらしいですが、それは裁判所や検察庁のバグなのでどうしようもないです。

   

 他にもこんなツイートも話題になっていました。

 

 この記事では公安委員会から処分書を交付するための出頭通知があっても、それを無視し続けることで、免停や取消を一時的に免れることが可能」なのではないかという指摘がされています。

 まず前提として、道路交通法104条を見てみると、

道路交通法第104条

第1項  公安委員会は、(省略)免許を取り消し、若しくは免許の効力を九十日(中略)以上停止しようとするとき、(省略)、公開による意見の聴取を行わなければならない。(省略)

第4項  公安委員会は、当該処分に係る者又はその代理人が正当な理由がなくて出頭しないとき、(省略)同項(=第1項)の規定にかかわらず、意見の聴取を行わないで(省略)免許の取消し若しくは効力の停止(省略)をすることができる。 

  という規定から、公安委員会からの出頭通知を無視した場合、104条4項の「正当な理由がなくて出頭しないとき」にあたるとして、出頭しないまま免停や取消処分がなされる可能性*7があると考えられます。

 実際に、北海道警察「運転免許の取消し、停止等に係る事前事務処理要領」においても、意見の聴取通知書の様式に「あなた又はあなたの代理人が正当な理由がなく出頭しなかったときは、意見の聴取を行わないで処分を決定します。」と明記されています。

 

 もっとも、この処分の決定によってすぐに免許取消し、免許停止になるというわけではありません。

 先ほどの記事でも

処分の通知書が手渡された瞬間から、免許の効力が停止または取消されます。

 とあるとおり、条文を見てみると

道交法第104条の3第1項 (省略)免許の取消し又は効力の停止は、内閣府令で定めるところにより、当該取消し又は効力の停止に係る者に対し当該取消し又は効力の停止の内容及び理由を記載した書面を交付して行うものとする。

 ということで、実際に免許の取消しや効力の停止という効果が発生するには、処分の内容及び理由を記載した書面を交付する、つまり運転者が出頭して手渡しすることが必要といえます。

 では、出頭せず書面を受け取らないとどうなるのでしょうか。

出頭要請に応じない運転者の場合、警察官が出頭する日時を改めて指定した上で出頭を再度要請することができます (第 104 条の 3 第 2 項)。この場合も運転者はやはり出頭要請を無視することができます。運転者が出頭要請を無視し続けた場合は、公安委員会は、処分の通知書を交付することができないため、処分はいつまでたっても執行されないことになります。

 記事中でもこのように書かれていますが、確かに道交法を読むと似たような規定があります。  

道交法第104条の3第2項 公安委員会がその者の所在が不明であることその他の理由により前項の規定による書面の交付をすることができなかつた場合において、警察官が当該書面の交付を受けていない者の所在を知つたときは、警察官は、内閣府令で定めるところにより、その者に対し、日時及び場所を指定して当該書面の交付を受けるために出頭すべき旨を命ずることができる。

 しかし、この2回目の命令には2つのポイントがあります。
 1つは、警察官が直接お家などにやってきてこの命令をする可能性が考えられることです。
 警察庁行政処分手配者に対する出頭命令及び免許証保管に関する事務処理要領」 の改正について(通達)によれば、出頭命令書を受け取らず出頭しなかった者は「処分手配者」(要領第1の2(6))として登録されます。そして、処分手配者を発見した警察官(認知警察官)は出頭命令及び免許証の保管を行うことができます(要領第3の1)。
 
 2つ目は、警察官はこの命令の際に、道交法第104条の3第3項により免許証の保管、つまり警察官が免許証の回収を行うことができる点です。
 
 

道交法第104条の3第3項 警察官は、前項の規定による命令をするときは、内閣府令で定めるところにより、当該命令に係る者に対し、当該命令に係る取消し又は効力の停止に係る免許証の提出を求め、これを保管することができる。(省略)

  このとき、運転者は免許証の提出を拒むことができるのでしょうか。

道交法第67条第2項 前項に定めるもののほか、警察官は、車両等の運転者が車両等の運転に関しこの法律(省略)若しくはこの法律に基づく命令の規定若しくはこの法律の規定に基づく処分に違反し、(省略)場合において、当該車両等の運転者に引き続き当該車両等を運転させることができるかどうかを確認するため必要があると認めるときは、当該車両等の運転者に対し、第九十二条第一項の運転免許証又は第百七条の二の国際運転免許証若しくは外国運転免許証の提示を求めることができる。

第95条第2項 免許を受けた者は、自動車等を運転している場合において、警察官から第六十七条第一項又は第二項の規定による免許証の提示を求められたときは、これを提示しなければならない。

第120条 次の各号のいずれかに該当する者は、五万円以下の罰金に処する。
9号 (省略)第九十五条(免許証の携帯及び提示義務)第二項(省略)の規定に違反した者

  これらの規定からすれば、車の前で警察官が待ち構えていて、車を駐車場から出した瞬間に飛び出してきて104条の3第2項による出頭命令を行い、この命令により67条2項の免許の提示を求めることで、95条2項で提示義務を生じさせ、そのまま104条の3第3項により提示された免許証の保管をされてしまうというテクニックが考えられます(本当にそんなことをするのかは知りません)。

 そしてこの時に免許証の提示を拒んだ場合、道路交通法120条1項9号により、5万円以下の罰金又は科料となるどころか、最悪の場合、そのまま逮捕ということもあり得る*8ようです。

 

  また、警察官が免許証の保管をした場合であっても、運転者に保管証が渡され、この保管証が免許証の代わりとなる(道交法第104条の3第3項後段及び第6項)ので、保管証が有効である間は、直ちに運転できなくなるというわけではありません。

 ただし、この保管証の有効期限は出頭命令で定められた出頭日時まで(同条第7項)とされています。そこで、この期限までに出頭しなかった場合、保管証が期限切れで無効となり、免許証の代わりではなくなると考えられるので、結局、出頭日時以後に運転をした場合、やはり免許不携帯(95条1項)として121条1項10号により、2万円以下の罰金又は科料に処される可能性が残されているのではないかと思いました。

 もちろん、免許不携帯は、125条1項の「反則行為」に該当するので、交通反則通告制度により、反則金を納付さえすれば、刑事訴追等(それに備えた逮捕も含めて)はなされないのが原則(128条2項)です。

 しかし、その者の居所又は氏名が明らかでない、あるいは逃亡するおそれがあるときには、警察官は交通反則通告制度を利用しない(126条)ということがありえます*9

 よほどのことがない限り、制度が利用されないという事態は起こらないと思いますが、なんにせよこの運転者は「免許停止・取消し処分をするための出頭をバックれ続けながら更に免許証まで取り上げられているにも関わらず車を運転した人」ですので、逃亡するおそれがあるとして交通反則通告制度を利用せず、刑事責任を問われても仕方ない気がします。

 

 長くなってしまったのでまとめます。

・違反点数が免許停止、取消の基準に達した場合、出頭通知がなされるが、出頭しなかったとしてもそのまま処分は行われる。

・もっとも、処分の効力が生じるためには出頭して書面の交付を受けなければならないので、これを無視することで処分の効力を回避することができる。

・無視した場合、警察官が自宅等にやってきて出頭命令と免許証の保管を行う可能性がある。ここで免許証の提出を拒むと刑事責任を負う可能性がある

・更に出頭命令を無視することはできるが、出頭の期日を過ぎると、免許証の代わりの保管証が無効となるので、運転をすると免許不携帯として取り締まられる可能性がある。

・免許不携帯は原則として交通反則通告制度の対象なので反則金を納付すれば刑事事件にはならないが、逃亡するおそれがあるなどとして通告制度を回避されると刑事事件扱いになる可能性もある。 

 したがって、道路交通法には、免停基準に達しても永久に運転できるセキュリティホールがあるわけではなく、このバグ技を使おうとすると、かえって免許停止や取消よりも重い結果が発生する危険性があるのではないかと考えました。

 

 いかがだったでしょうか。正直なところ、以上のことが本当に使えるのかは全くわからないので、試してみたい方はぜひ試してみてほしいと言いたいところですが、現実世界にはプログラムやパソコンと違ってエスケープキーも再起動ボタンもないので、こんなことは気にせず安全運転を心がけていただければと思います。

 

 また、自分は超天才法科大学院生ですが、道路交通法は大学院の授業で一度学んだきりで、何か間違っていることを書いていたらすみません。もし、この記事のセキュリティホールを見つけてしまった暇な人はコメントやDMをしていただけるとありがたいです。

 

おわり

 

 

 

 

*1:我々のような生身の人間のことです。

*2:自然人以外で、法律上の権利義務の主体となることを認められているものです。代表例は会社です。(有斐閣オンライン・データベース『法律用語辞典』参照)

*3:櫻井・橋本『行政法第5版』P.81参照

*4:会社等の従業員が酒気帯び運転等をした場合に「法人」も処罰することを定める道交法第123条など

*5:デジタル大辞泉によれば「開設」とは、[名](スル)新しい施設や設備などをこしらえること。また、新たにその運用を開始すること。「新駅を開設する」「口座を開設する」であり、主体が会社等の法人であっても文言上不自然とはいえなさそうです。

*6:過失致死罪など過失だけで犯罪が成立するのは例外規定がある場合に限られています。

*7:第4項は「できる」と書かれていることから、出頭しないからといって絶対に意見の聴取をしないで処分をされてしまうというわけではなく、色々な事情でされない場合もあると考えられます。

*8:参考:https://www.bengo4.com/c_1009/c_1460/n_1598/

*9:参考:https://www.fushimisogo.jp/accident/wisdom/?ID=646

これで増税後も安心して生活できるぞ!消費税増税の影響を受けないで買い物をする7つの方法

 みんなおはエコ!ゴミクルーン(@DustCroon)です。

 今日は2019年10月1日です。そう、ついに消費税増税がスタートしました。

 今回の増税で消費税は8%から10%へと引き上げられたわけですが、たがが2%といえども庶民にとっては大打撃ですよね。

 一応、軽減税率制度も設けられましたが、トイレットペーパーなどの日用品はこの対象となりません。クソ!貧乏人は尻も拭くなってことかよ!クソだけに

 24歳にもなって未だに学生の自分としては、今回の増税は本当に大打撃です。

 なんとか増税の影響を受けずに買い物をしたい…軽減税率で買い物をしたい…血眼になって政府広報から攻略方法を探しました。

 

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 ん…?

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 これだ〜〜〜〜!!!!!

  ということで、今回は消費税増税の影響を受けないで買い物をする7つの方法をご紹介します。

 

 

その1 トイレットペーパーを新聞紙で代用する

 先ほども書きましたが、トイレットペーパーも増税の対象です。これからの日本ではケツを拭くのに10%の消費税が課されてしまうのです。

 

 トイレットペーパーがなければウォシュレットトイレを使えばいいじゃないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、ウォシュレットで使う水道水が飲食料品に該当しないため、やはりケツを拭くのに10%の消費税が課されてしまいます。マリー・アントワネットも暴動を起こすレベルの由々しき事態です。

 

 ところが、新聞紙*1を使うとどうでしょう。なんと、軽減税率の適用を受けるため、8%の消費税でケツを拭くことができます。

 さらに、新聞紙にはトイレットペーパーと異なりその日のニュースも書かれているため、踏ん張っている最中も最新のニュースをチェックすることができます。オトクですね。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

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トイレに流すとマジで怒られるからやめようね!

 ちなみに新聞紙でケツを拭くとだいたい消費税くらいの確率でケツから血も出るのですが、これが世にいう増税の痛み」です。

 

その2  新聞紙を薬や包帯にする

 

 風邪を引いた! 怪我をした! ケツから血が出た!

 すぐに病院に行けないときや病院に行くほどではない怪我や病気、そんな時に活躍するのがドラッグストア等で買える医薬品ですが、これも増税の対象*2です。これからの日本では病気や怪我を治すためであっても10%の消費税が課されてしまうのです。

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 ところが、新聞紙*3を使うとどうでしょう。なんと、軽減税率の適用を受けるため、8%の消費税で病気や怪我が治ります。

 傷口に新聞紙をあてる、新聞紙を煎じて飲む…新聞紙は万能薬だったのです。

 さらに、新聞紙には包帯と異なりその日のニュースも書かれているため、怪我を治しながら最新のニュースをチェックすることができます。オトクですね。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

その3 公共交通機関の代わりに新聞紙で移動する

 電車などでの移動や車のガソリン代なども当然消費税増税の対象です。消費税増税の影響を受けずに済むには、歩く以外の移動手段が許されなくなりました。

 ところが、新聞紙*4を使うとどうでしょう。新聞紙を42回折れば月に届きます。実質どこでもドアです。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

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自分は新聞紙移動初心者なので5回が限界でした

 

その4 外食で新聞紙を食べる

 飲食料品は軽減税率の対象ですが、この中には外食は含まれません。消費税増税の影響を受けずに済むには、もう家でしかご飯が食べられません。

 

 ところが、飲食店の店内で新聞紙*5食べるとどうでしょう。新聞紙*6は店内で食べても軽減税率の対象であるため、8%の消費税のままで新聞紙*7を食べることができます。

 さらに、新聞紙にはご飯粒と異なりその日のニュースも書かれているため、栄養だけではなく知識や情報も摂取することができます。オトクですね。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

その5 新聞紙をタバコにする

 

  最近では喫煙所すら廃止されたりと完全に士農工商・穢多非人・喫煙者となりつつある昨今ですが、当然、タバコも増税の対象です。

 

 しかし、新聞紙*8でその辺に落ちている草を巻いて火を付けてみてください。

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喫煙所での周囲からの目線の痛さも増税の痛み

 

 なんと、8%の消費税のままでタバコを楽しむことができるのです。しかも新聞紙にはニコチン・タールは一切入っていません。iQ○Sなどの加熱式タバコよりも健康的です。 

 さらに、新聞紙にはタバコ紙と異なりその日のニュースも書かれているため、ニコチンの代わりに知識や情報も摂取することができます。オトクですね。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

その6 新聞紙で家を建てる

 家の購入は増税で最も影響を受けるものではないでしょうか。3000万円の家を買ったとして、増税前と比較して60万円も負担が増えてしまいます。

 

 ところが、新聞紙*9で家を建てるとどうでしょう。なんと、8%の消費税のままで家が建ちます。

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 消費税増税前から既に河川敷や公園などで実践している方も多く見られたのですが、彼らは時代の先を行っていたのですね…

 さらに、新聞紙で作られた壁は、一般的な家と異なりその日のニュースも書かれているため、寝ながら最新のニュースをチェックすることができます。オトクですね。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

その7 新聞紙はキャッシュレス

 

 最後に、今回の消費税増税では、景気対策としてキャッシュレス決済によるポイント還元制度が導入されました。

 しかし、ペイペイだかパイパイだかしりませんが、キャッシュレス決済ってわかりづらくて難しいですよね。

 ですが、軽減税率の対象となる新聞紙は定期購読契約が前提となっているため、キャッシュレスで入手することが可能です。

 さらにわらしべ長者形式で他の人と物々交換をすれば増税を回避しながら新聞以外のモノを入手することも可能です。

 

 お店での無機質な購入よりも物々交換であれば周りの人とのコミニュケーションも増えますよね。 人とのつながりが薄くなりつつある現代社会を変える救世主は新聞なのかもしれません。

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

 おわりに

 

 いかがだったでしょうか。

 軽減税率の話を知ったとき、自分は「どうして飲食料品の他に新聞紙だけが軽減税率の対象なのだろう?」と疑問に思ってました。

 ですが、気づきました。これは「新聞紙を他の用途としても使いなさい」という政府からのメッセージなのだと。

 

 増税反対、値下げしろと叫ぶのはカンタンです。

 しかし、政府も、我々も、無限にお金を使えるわけではありません。

 本当に大事なことは、限られた材料やお金でいかに効率的に生活をしていくことなのではないでしょうか。 

 これは、日本政府の楽しく、クールでセクシーな取り組みなのです。

 

 ありがとう軽減税率。

 ありがとう新聞紙。

 ありがとう日本国政府

 

 

 

 

*1:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*2:保険診療での医療費や処方薬はそもそも消費税課税の対象外だが、診療報酬の引き上げ等により、実質的には消費税増税が反映されている。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/dl/140401.pdf

*3:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*4:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*5:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*6:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*7:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*8:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

*9:定期購読契約された週2回以上発行されるもの

論文を一度も書いたことがなかった大学生が専門外の分野の懸賞論文を受賞するまでの話

 みんなおはエコ!ゴミクルーン@DustCroon)です。

 

 懸賞論文に応募したら受賞してました。ありがとうございます。

 僕は今まで「論文」を書いたことがありませんでした。せいぜい中学生の頃に応募した税の作文コンクールくらいです。

 ということで、今まで論文を書いたことがなかった僕が、懸賞論文に応募し、受賞するまでの一部始終をご紹介します。 

 

なぜ応募しようと思ったのか

 それは去年(大学4年)の夏のことでした。端的に言うと暇だったからです。

 正確には、予備試験で惨敗したり、法科大学院入試で惨敗したり、大学の履修計画で惨敗したりと、明らかにそれどころではなかったのですが、忙しいときほど片付けとか余計なことをやりたくなっちゃう人間の性が働いて、暇だと勘違いしていました。

 そして、

 

 

 4年生だし、最後に大学生っぽいことやりたいな〜

 

 4年生で大学生っぽいことってなんだろう…

 

 卒論だ…!

 

 という安直な発想で、論文を書くことを決めました。

 卒論に追われる大学生ってなんだかカッコよくないですか?

 「徹夜で卒論書いてる」「卒論の進捗次第で出欠決めます」「卒論の進捗が悪くて…」「ゼミの先生に呼び出された…つらい…」

 使いたい…!卒論で忙しいアピールをしてみたい…!あまりにもお粗末な動機です。

    

    でも、ただ卒論を書くってアホらしくないですか?

    卒論に苦しむ全ての学生を敵に回すような発言ですが、そもそも法学部において卒論は必修どころか、開講すらされてない場合がほとんどなのです。

    それなのにわざわざ卒論を書くというなら、せっかくだしお金になりそうな卒論にしたいな〜

 

    お金になりそうな卒論ってなんだろう…

 

    懸賞論文だ…!

 

 というまたまた安直な発想で、懸賞論文を書くことを決めました。

    もちろんお金だけが目当てというわけではありません。

 より良いものを作れば、より良い評価が得られる仕組みを選ぶことは、義務ではない自分の論文作成において、大きなモチベーションにつながると考えたからです。

   そこで、見つけたのが、みずほ学術振興財団の主催する懸賞論文。

 みずほ学術振興財団とは、旧日本興行銀行(現在のみずほ銀行)の総裁を務めた故・河上弘一氏を記念して設立された財団で、今年で60回目を迎えるとのこと。

 審査委員の方々も、法律を学ぶ者なら誰でも知っているような、錚々たるメンバーです。

 そして、受賞者には学術奨励金が授与されます。その額は佳作でも7万円、3等でも15万円、2等だと30万円、1等だとなんと50万円。敷金で騒いでいたのがバカバカしく感じる額です。

   なんて素晴らしい懸賞論文なんでしょうか。一応、繰り返しになりますが、決してお金だけが目当てだったわけではありません。決して。

 

 

論文のテーマを考える

 ということで、みずほ学術振興財団の懸賞論文に応募することを決めたのですが、次に問題となるのは論文のテーマです。

 この懸賞論文には、大きなテーマが指定されており、今年は「債務不履行の帰責事由における「取引上の社会通念」」、「仮想通貨に関する法的諸問題」、「企業買収」、そして学生限定の「自由論題」から選ぶことができました。

 しかし、正直、どれも学部の勉強ではあまりやっていない分野です。

 となると、自由論題で自分の書けそうなことを書くという選択肢も出てくるわけですが、それもどうなんだ?という感じですよね。

 ちなみに昨年度だったら「インターネットにかかる民事責任」という、自身の教訓からめちゃくちゃ書けそうなテーマがありましたエコ

 

 せっかくだったら、まだ誰もチャレンジしたことがないような分野に突っ込みたくないですか?

 あわよくばそこで名を馳せて、サトウの切り餅みたいに、◯◯のゴミクルみたいに呼ばれたくないですか?

 

 そこで、仮想通貨を選びました。

 

 これからの時代は仮想通貨のゴミクルです。胡散臭い感じがするのは気のせいです。

 

 ところが、一つ問題がありました。

 

 それは、仮想通貨について、自分が全く知らないということです。仮想通貨なんて、取引をしたことすらありません。

 仮想通貨といえば、小学生の頃にハンゲームでハンコインを買ってイケメンアバターを作り、「†漆黒の龍騎士†」を名乗っていた苦い思い出が蘇ります。そうです、仮想通貨のゴミクル†漆黒の龍騎士 ゴミクル†だったのです。

 

 ということで、仮想通貨の法的問題が解説された本を探そうとしたのですが、ここでもトラブルが発生。

 千葉大学の図書館に仮想通貨を取り扱った本がほとんどない。

 Amazonで目星をつけていたものが悉く取り扱っていないのです。

 県立図書館、市立図書館に行ってもほとんどない。

 冷静に考えて、千葉での生活で「仮想通貨」なんて単語を聞いたことないし、未だにSuicaすら使えない駅もあるので仕方ないと諦めました。

 

 ということで、国立国会図書館に向かいます。

 国立国会図書館のスゴいところはなんといっても蔵書数。「国立」とか「国会」とかついているだけあって、当然日本一です。

 夏休みは法科大学院入試の合間を縫って、国立国会図書館に足繁く通う日々が続きました。これは完全に「卒論で忙しい大学生」ですね。

 食堂も比較的リーズナブルで、眺めもいいのでオススメします。

 

 

ゼミに所属してみる

 そんなこんなで、仮想通貨の全体像を掴みつつ、次の段階に移ります。ゼミに所属することです。やっぱりただ1人で論文を書くのではなく、ゼミに入ると卒論感が増しますよね。卒論つらい〜〜〜とか言いながら飲み会したいし。

 しかし、千葉大学政経学部法学コースには、1〜2年間所属して卒業論文を書くようなゼミがありません。半期単位で履修できる法学演習という科目群がその役割を担うことになります。それもあってか、卒業論文を課する法学演習がありません。

 ですが、1つだけ、過去に卒業論文の作成・指導を行っていた演習が開講されていたので、そちらの先生の元に伺いました。

 もともとその先生とはTwitter上で面識がある方だったので、話はとてもスムーズに進みました。やっててよかったTwitter

 しかし、その先生の専門は行政法です。「仮想通貨」を扱う代表的な法律としては資金決済法や、金融商品取引法等が挙げられますが、どちらかというと商法寄りで、必ずしも行政法と結びつきが強いとは言い難い分野です。

 なので、「専門的な部分は基本自力救済」「基本的な論文の書き方や作法についてはビシバシ指摘する」「行政法分野から指摘できそうな部分はツッコむ」といった前提で、参加することになりました。

 

実際に論文を書く

  法科大学院入試があったので、実際に着手したのは11月の半ばを過ぎた頃でした。

  早速、論文を書く、といきたかったのですが、最初に苦労したのは「テーマが安定しない」ことでした。

 仮想通貨について書くことは当然ながら確定しましたが、仮想通貨の何について論じるのか、それが固まらない。

 まず自分が漠然と最初に設定したテーマは「仮想通貨や仮想通貨交換業者の規制のあり方について」でした。

 ご存知の通り、僕は斜に構えた生き方をしているので、「てか、仮想通貨に関する法規制厳しすぎじゃね?もっとユルユルでいいんじゃね?」という浅はかな考えで、法制度や事件などを調べていったのですが、実は仮想通貨ってニュースで聞いているよりも詐欺など多くの問題を抱えているんですよね。むしろ、日本の法整備が追いついていない点が多いことに気付かされました。 

 そこで、逆に、現行法制度の問題点について検討する論文を書くことにしました。

 それは、仮想通貨取引で近年隆盛を極めていたICOと呼ばれる資金調達の手法です。

 詳しいことは今後公開されるかもしれない僕の論文を読んでください。人生で一度は言ってみたかったセリフです。

 こうしてテーマが具体的になり、文献を読み、考え、文を書き、文献を読み、考え、文を書き…という夢の卒論ライフが始まったのですが、色々と悩まされることもありました。

 

 

困ったことなど

・法改正の検討がリアルタイムで進行していた

 一般的に、法律は国会議員が作っているというイメージを持たれている方も多いと思いますが、これは75%ウソ*1です。

 というのも、日本の法律は内閣が提出したものが大半を占めているからです。しかも、内閣が提出するからといって安倍首相が全部作るわけでも、担当大臣が1人で作るわけでもありません。

 そのほとんどは、その法律を所管する、つまり深く関係する省庁が原案を作成するのです。*2

 そして、その原案を作成するために、各省庁では、審議会や研究会などを開催し、大学教員から実務経験者まで、幅広い人を集めて意見を募ることが多いようです。

 今回の仮想通貨の場合には、資金決済法を所管する金融庁のもとで、仮想通貨交換業等に関する研究会2018年4月10日から同年12月14日まで計11回開催されました。

 

 ん?

 

 そうです、2018年4月10日から同年12月14日です。

 僕が論文を書き始めたのは2018年11月の終わりです。つまり、研究会の様子をリアルタイムで追いかけながら、論文を書き進める必要がありました。*3

 僕が懸賞論文を提出する前に、論文で指摘する問題点が研究会でも指摘されてしまってはとても困るので、血眼で議事録と報道を追いかけていました。

 

・分野が最先端過ぎる

 そもそも、仮想通貨の代表格とも言うべきビットコインですら、登場したのは10年前です。ICOに至っては2014年前後から話題になりだしたといった具合なので、参考できる文献がかなり少なかったです。

 そして、論者によって知識レベルも様々で、その辺の整合性を取るのも難しかったです。

 本当は、こういった場合には、諸外国の現在の法制度等についても比較検討し深く言及できればよかったと思うのですが、外国語で留年しそうだった僕の語学力では当然ダメでした。

 

・普通に時間が足りない

 懸賞論文は1月中旬が締め切りでしたが、提出はA4で15枚以内だったので、1日1頁で2週間で終わるじゃん!とか思っていました。

 しかし、現実は1日140字も進みませんでした。僕には1日1ツイート分の文章が限界のようです。

 おかげさまで「徹夜で卒論書いてる」「卒論の進捗次第で出欠決めます」「卒論の進捗が悪くて…」「ゼミの先生に呼び出された…つらい…」は無事に全部言うことができました。最悪です。

 卒論つらい〜〜〜とか言いながら飲み会もやってみましたが、全く酔えません。常に脳裏にI・C・Oの3文字があるのです。

 15枚ですらこれなので、これ以上の分量が課されている卒業論文を書いている人は本当にスゴいと思いました。

 

 

・バックアップを取り忘れた

 提出3日前に3頁分くらいデータが飛びました。マジで。泣きました。

 

 

受賞しました

 こんな感じでいろいろありましたが、なんやかんやで締め切りギリギリで提出し、いつの間にか千葉大学も卒業しました。そして、すっかり忘れた頃に受賞の連絡が来たので本当にビックリしました。しかも3等です。15万円です。

 なんだ3等かと思われるかもしれませんが、昨年度は学生の部からは佳作しか出ていなかったので、まあまあ良かったのかもしれません。

 今までに論文を書いてそれを評価してもらうという経験がなかったので、自己評価としてはよくわかりません。悔やまれるのは、解決策として提案できたかもしれない諸外国の法制度等により深く言及できなかったことです。この時ばかりはもう少し外国語を勉強しておくべきだったと後悔しました。

 とはいえ、自分が4年間の大学生活で学んだものが1つの形になったこと、そしてそれが日本でトップクラスの専門家の方々に読んでもらえ、一定の評価をいただいたことはお金以上の価値があると感じました。30万くらい欲しかったとか決して思っていません。

 また、担当の先生やゼミ生を始めとして、応援してくれた方にこの場をお借りして心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。受賞したら焼肉奢るって言った話は忘れてね。

 

 ということで、学生生活でなにか物足りなさを感じている方は是非、懸賞論文にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 

 

 最後に、学部生が論文を書くときに参考になりそうな本を紹介しておきます。

 それは、「カフェパウゼで法学を―対話で見つける〈学び方〉 」です。 

              

 実は僕が所属していたのが、この本の著者である横田明美先生(@kfpause)のゼミだったというオチもあるのですが、当然のことながら、今回宣伝を依頼されたとか、これが記事広告とかでもありません。(念の為)

 この本では卒論だけでなく、法学部生としての過ごし方全般についてのライフハックが書かれています。

    法学書にありがちな堅苦しい雰囲気や口調を全て取り払いつつ、学生目線と教員目線、両方の視点に立っているので、とても読みやすかったです。    

 出版社の弘文堂のページで、目次や冒頭部分を立ち読みすることができるので是非見てみてください。

 

 そしてもう一冊、先月出版されたばかりの「法学演習Q&A」もオススメです。

 

               

 以前にもブログ記事にしたのですが、この本を作るにあたって開催された特別ゼミに僕も参加しました。

 カフェパウゼ本ほど卒論には特化していないですが、法律学習全般でありがちな疑問点や悩みなどを、バラエティ豊かな3名の先生たちがストレートに答えています。

 こちらも有斐閣のページで目次や冒頭部分を立ち読みできるようなのでどうぞ。

 

 

 

しかもこの本、なんといっても…

 

 

そう、なんと…

 

 

 

 

巻末にゴミクルーンって書いてあります。

 

 

以上

 

 

*1:第196回通常国会における議員立法の件数割合より https://www.clb.go.jp/contents/all.html

*2:この辺の流れについては以下参照 https://www.clb.go.jp/law/process.html

*3:なお、現在は議事録等が揃っているが、書いている当時はまだ第8回くらいで更新が止まっていた。

敷金を全額取り返した記事への反響とコメント

 前回の記事には予想以上の反響がありました。ありがとうございます。特にはてなブックマークではたくさんの方からコメントをいただきました。

 あまり、コメントをいちいち返すのもどうかと思うのですが、一応、ここまで話題になってしまった責任(?)として、一部抜粋してコメントを返させていただきます。

契約書について

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

毎回、ブコメに書いていることだが、ガイドラインは強行法規ではなく、基本的には契約自由の原則が優先する。本来、退去時ではなく入居時に交渉し、納得した条件で契約し、以後は契約を遵守すべきなのだ。

2019/03/06 18:25

 最初にこれを紹介しますが、これは間違っています。

 ガイドラインそのものが強行法規に当たらないのは事実。というか法規ですらないので。

 ですが、契約自由の原則というものは、公の秩序や強行法規に反しない限りで、当事者が自由に締結できるという民法上の基本原則であって、ガイドラインに違反する契約はこの公の秩序(公序良俗)に反して無効になる、あるいは消費者契約法という強行法規に違反して無効になるというのが裁判所の基本的な考え方です。

 もし、「一度締結した契約は遵守すべき」という考え方を貫徹してしまえば、その契約がどんなに借主にとって不利であろうと(例えば、家賃月額3万円の物件で、退去時に原状回復費用として1億円を払わなければならないとか)遵守すべきという結論になってしまいます。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

ハウスクリーニング代は契約書に書いてあった以上どう考えても借主負担だ。法の不備をついた脅迫を行うんじゃなく、業者指定するなりしてキチンと払いなよ。

2019/03/06 16:49 
学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

ハウスクリーニングは契約書記載してちゃんと説明してたら特約として有効だし借主負担だなー。

2019/03/06 13:27

 こちらも上と同様で、契約書に書いてあれば絶対に有効というわけではないのです。

 そもそも、「ハウスクリーニング代」とやらは、専門業者に必ず依頼しなければならないのか、それとも、借主本人が清掃すれば足りるのかという問題点もあり、裁判所の判断が契約書の記載方法で分けている可能性が高いというのは前回記事の脚注通りです。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

「専門業者が実施するハウスクリーニングを意味するのであれば、退去時に通常の清掃が行われていた場合には、原状回復ではなく、価値を増大させるような修繕に当たるため」←当たりません。終り。只のゴネ屋回避ネタ

2019/03/06 23:18
学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

ハウスクリーニングは価値を増大するする修繕には当たらない筈。大家が自爆したのかな

2019/03/06 14:34

 ガイドラインP21)をちゃんと読んでください。

●全体のハウスクリーニング(専門業者による)

賃借人が通常の清掃(具体的には、ゴミの撤去、掃き掃除、拭き掃除、水回り、換気扇、レンジ回りの油汚れの除去等)を実施している場合は次の入居者確保のためのものであり、賃貸人負担とする

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

負担処理を権利にミスリードからして間違っていないじゃなくて違法を避けたクソ。大家もクソなので肥溜め感。巻き舌で押し込んでるけどハウスクリーニングと原状回復を整理して不動産屋が構えたら勝てない案件。

2019/03/07 04:48

 原状回復義務を負わない以上、借主側に明渡し時以降に敷金返還請求権が発生するのだから、至極当然な対応ですよ。不動産屋も大家も本当に勝つ見込みがあるならこんなに早期に決着しなかったとも思います。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

誰が家賃で修繕費を回収すると言った?礼金で取るのも大家の戦略だろう。まぁグレーゾーンなので程々に。

2019/03/06 19:38 

  礼金ではなく敷金のことでしょうか。(礼金は大家の返還義務がないので)大家側がそう勘違いされるのは勝手なのですが、裁判で争った場合には、その理屈は認められない*1と思いますよということであり、その態度で行くとグレーゾーンになるのはむしろ大家側だと思います。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

東京ではほぼすべての物件で予めクリーニング代は借り主負担の特約が入ってるし、更新料という謎の費用がかかる。マジでクソ。

2019/03/06 18:45

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

賃貸契約書と説明が杜撰で、大家息子の態度がアレだったので、合法的にとっちめた話。都内の賃貸物件ならハウスクリーニング特約は必ずと言っていいほど入ってるし、その辺りは念入りに重要事項説明されるね。

2019/03/06 19:31 

 これはその通りです。 東京都内の物件の場合には、仲介業者に対して原状回復や修繕についての説明が条例で義務付けられているからです。

 さらに、条例に基づいた説明がなされている場合に、ハウスクリーニング特約を有効と判断した裁判例*2などもあります。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

契約書が古い気がする。最近は入居時にハウスクリーニング代を明示して徴収し、敷金は原則全額返金ってパターン多い。

2019/03/06 16:26

 自分もいくつか裁判例などを見ましたが、その可能性は高いと思います。千葉で学生相手が多かったからまかり通っていたのかもしれないですね…

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

流石にハウスクリーニングに対する見解は賛同できない。/大家を擁護するわけじゃないが、世の中には増田が想像も出来ないくらい部屋を汚して退去する借主も多いんだよ。それで慣習化しちゃってる部分がある。

2019/03/06 23:30

 いや、ハウスクリーニング代は取りたいなら取っていいと思いますよ。でも取りたいならちゃんと借主に説明するなり契約書にもきちんと書こうねという話なので。

大家との対応とか

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

めんどくせえ借主だなぁ… こういうクズのブラックリストを業界で共有して二度と部屋借りられないようにすべき

2019/03/06 10:17
学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

このような借主と遭遇したことは無いのですが、巻き込まれるとアホらしいので、大家さんには「この人はめんどくさいから返しましょう」とアドバイスすると思います。

2019/03/06 18:59

 逆に言えば、借りたものをきちんと返そうとしない大家側も十分めんどくさい方々だと思いますし、後輩たちにも共有して注意喚起してあげたいな〜という感想です。 

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

どっちもどっちという印象。裁判費用かかるなら安い方でという安易な展開で、勉強ついでにやられたら賃貸やってられないよ。

2019/03/06 17:00

  この件でどっちが正しいかはどうでもいいんですけど、敷金返還ごときで困るような経営をされているのであれば、そもそも不動産賃貸業向いてないのではと思います。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

大家業の人たちが身の回りにいると、貸す側のリスクの高さも聞くからなあ…。都心の家賃そこそこな物件でもいるし、モンスター借主。この人も飲み会やら傷つけやら、タチの悪い借主だったと自分で書いてるのね。

2019/03/06 19:59

 不動産会社とかが誤魔化しているだけで、賃貸借契約には双方ともにリスクがあるものだと思います。

 少なくとも善良な借主とは程遠かったとは思いますが、それと敷金の件は別だとも思っています。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

借主自身に過失は一切なかったのか。自身の過失はうやむやにして借主負担は一切無しという主張はやっぱりタチの悪いクレーマー感ある。

2019/03/07 01:54

  兼ね同意です。まあ、クレームを付けてきたのは大家側だった以上、わざわざ自分からケンカ売ったら返り討ちに遭ってしまったというだけだとも思いますが。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

ここに書いてある揉め事が3万円で回避できます。どうしますか? → めんどくさいから払う というだけの話。学生と違って社会人が休日半日潰すことを思ったら3万くらいどうでもいいんだよ。

2019/03/06 15:55

 そう考える方はいくらでも払えばいいと思います。でもコメントを見る感じ、大多数がそう考えているとは限らないんだろうな〜という感じです。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

3万くらいならいいか。ってほっとくと9万くらいの請求書よこしてくることもあるから気をつけよう

2019/03/06 18:00

 一方で、こういうリスクもあると思います。実際に今回の大家の息子も20万も30万も取ってやろうってわけじゃない」と言っていたことから、10万くらいは取るつもりなのかなと構えていたので。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

ガイドラインを後出ししてたけど、契約するとき、契約書はちゃんとチェックしてなかったのかな?と思った。

2019/03/06 21:37

 これは本当にお恥ずかしい話ですが、全くチェックしていませんでした。契約時にしっかりと確認すべきだと思います。

 

 

敷金は必要なのか問題について

  「そもそも今の時代に敷金がいるのか?」的なコメントが散見されたのですが、これは自分はいると思います。

 モノを貸す・借りるという行為に対してリスクは当然ついて回ってくるものだと思うからです。それを迅速に解決する手段として敷金は双方にとって有用だと思います。

 しかし、大事なのは、借りた部屋を(義務の範囲で)キレイにして返しなさいと同じように、敷金も使う必要がないならキチンと返しなさいという考えをもっと広めるべきということじゃないでしょうか。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

専門の人に頼めないレベルの金額だと泣き寝入りが発生するってことだよなあ……。やはり専門技能の機械化が大事だな……

2019/03/06 08:37

 おわりににも書きましたが、敷金トラブルの根本的な問題はこれだと思っています。低廉かつ迅速な救済手段が充実して欲しいな〜という感じですね。

 

その他

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

最後の1ヶ月分を滞納して明渡し後に相殺するのが簡単。/読みやすい文章でした。でも訴訟法の勉強が手薄なのは分かった。ロー頑張って下さい。

2019/03/06 14:42

 なぜわかった、という感じですが、民法民事訴訟法はかなり苦手ですねだからこそ本人訴訟で勉強してみたかったところはあります。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

これからはこういう人対策で普通に退去時のクリーニング料金負担を契約書に書くようになるだけだと思うよ…。

2019/03/06 11:16

 最初からそうしてくれればよかったんで、結果オーライですね。料金が見当つかないから、そもそもの規定部分を争おうとしたみたいなところもあるので。

 実際、敷金以上の高額のハウスクリーニング代を請求されたというケースもあるようです。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

退職代行みたいに、部屋明け渡し代行支援があれば需要あると思う。

2019/03/06 11:48

 実は既にそういう業者はいるんですが、利用することは個人的にはかなりオススメできないです。

 なぜなら、そういう業者のほとんどは弁護士を介さずにやっている場合がほとんどなので、ヤブ医者に手術を頼むのと同じくらいの危険性があることを理解したほうが良いと思います。

 司法書士行政書士についても同様です。こっちは看護師か、薬剤師が手術する感じですかね避けたほうが無難だと思います。  

 あと、その手の業者とかがやりがちですが、内容証明郵便が必ずしも有効打ではないというか、むしろ不利になる可能性もあることに留意したほうがいいです。

 まあ要するに、ガチでやりたいならプロの弁護士にとりあえず相談してみましょう。無料で聞いてくれる方もたくさんいらっしゃるので…

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

借家ガイドラインが根本的に酷いので、貸す側は特約で自衛するしかない

2019/03/06 19:54

  散々騒いだ借主が言うのもアレなんですが、ガイドラインそのものが借主側を保護しすぎている感じもします。

 例えば皆さんがやっとの思いで建てた新築のマンションの大家だったとして、3年住んだ住人が新品の壁紙をタバコのヤニで汚して全て交換になったとしても、50%は大家が負担しなければならないと考えると納得できるでしょうか。

 新築で高めの家賃を3年もらっているとか、まあ理屈があるのはわかるのですが、感情的には納得しづらいんじゃないかなと思います。

 とはいえガイドラインガイドラインなので、大家側は頑張って特約とかちゃんと説明するとかで自衛してくださいとしか言いようがないですね。

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

本筋とは関係ないんだけど、エヴァって20年30年前の作品なのに、そのミームが20代の学生さんにも継承されているのはホント凄い

2019/03/06 14:24

  エヴァは初放送が自分が生まれて1ヶ月も経っていない時代の作品ですね、新劇場版から見始めた者ですがタイトルでパロディするくらいには好きです。シン・ウルトラマンより早く完結させてくれ…

 

 

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

自分の親に頼っておきながらの老害扱いに笑った

2019/03/06 02:41

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

親父さんにはもうちょっと優しくしてあげて。子供のためにぶち切れて見せたんだから…。

2019/03/06 17:04

 なぜか一番スターがついていたコメント。老害って言っちゃったけど家族仲は良好なので安心して下さい。

 というか、父が騒がなきゃあの場で強く出れなかったと思うので、今回はある意味とても感謝しています。

 

 

 

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話 - ゴミログ

画像の無断転載にツッコミが入ってるの、すごくはてブらしい。

2019/03/06 21:46

 無断転載については申し訳ございません。法学徒として、クリーンハンズの原則を守るべきなんで、一応元記事には出典をつけておきました。

 

 

 ただ、一言言っておくと

 

 

 

 

僕のアイコン自体が諫早市のゴミ減量キャラクターなので…

 

 

 

追記

  色々コメントが届いてますが、全部読ませていただいています。批判されるのは構わないんですが、脅迫はやめてください。犯罪です。

  ちょうど機会があり、弁護士の先生にも色々とお話を伺ってみたのですが、良い勉強になりました。はい。

*1:最高裁判所判決平成171216日参照

*2:東京地裁平成21918日判決、ガイドライン事例36

学生がアパートの大家と全力でバトルして敷金を全額取り返した話

みんなおはエコ!ゴミクルーン(@DustCroon)です。

今日は借りていたアパートの大家から敷金を全額取り返した話をします。

 

全額、といってもたかだか3万程度の話なのですが、「敷金 返還」などで検索してみても敷金を全額取り返したというケースは多くはないようなので

これから新年度に向けて退去、あるいは入居を考えている方などへの参考になれば幸いです。

  

 

退去に至るまでの経緯

【登場人物】

ゴミクルーン…僕。千葉大学に在学し千葉で3年間一人暮らししていた。春から法科大学院生。法曹の卵(受かるとは言っていない)

・大家…優しいおばあさん。直接の面識はなく、一度家賃を払い忘れた時に電話が来たくらい。でも怒らずにこちらの体調を気遣ってくれた仏(だと思っていた)。

大家の息子…おっさん。自称このアパートの原状回復部門担当。

・仲介業者…そこそこ大きい不動産会社。 このアパートは仲介のみで、管理はしていなかった。

店長…仲介業者の店長。

 

【時系列】

平成28年某月某日…自宅からの通学に限界を感じ、アパートを借りる。家賃3万5千円、敷金1ヶ月分で契約。築30年over、住民も(僕含め)色々とアレ。

平成30年某月某日…契約更新。契約書に特に変更点はなし。

 

平成31年1月19日…管理会社に出向き、同年2月20日付で解約・退去する旨を通知*1。担当者が大家にその場で電話をかけるも出ないため、後ほど連絡するとのことで、この日は終わり。

2月1日…1月分と2月分の家賃(前月27日振込だった)の振込がないと大家本人から連絡を受けて、1月分の家賃と2月分の日割り家賃*2を振り込む。

 この時、大家から「退去の話は管理会社から聞いたが、大家にも書面で連絡して欲しい」旨を言われたが、こちらが「契約書では管理会社に通知すればよいと書いてあるがそれでも必要か」と尋ねたところ、それならば書面での連絡は不要との回答。

 家賃を払い忘れてたのはこれで2回目だったが、特に文句を言われることもなく、卒業おめでとうございますと言われて終わり。この後激しく揉めるとは知る由もなかった…。

 

 

第一話 大家、襲来

 

 時は2月8日夕方。春休みにアメリカに旅行しに行く友達と飲んでいたら、大家の息子を名乗る人から電話が来ました。約40分もダラダラ話してきたのですが、要約すると

・家賃は2月分も1ヶ月分支払え

・そもそも解約通知を書面で出せと言ったのに届いてない

・家賃もまともに支払えない、退去の連絡もできないような人間が春から社会人とか終わっている(マジで言われた)

・え?法科大学院に入る?ふ〜ん…なおさら終わっているね(これもマジ)

・隣人から騒音で度々苦情が来ていた

・隣人から騒音で苦情が来るような人間が法科大学院とか終わっている(嘘みたいだけどマジ)

 

 それまで大家とは良好な関係を築いてきたと思っていたのでビックリ。

 アルコールを体内から一瞬で抜き、契約書を必死に思い出しながら

・日割り計算は契約書に規定されている

・退去は管理会社に書面で提出する旨が契約書に規定され、その通りに通知したし、大家にもこの話は伝えてある

・というかお前みたいな契約書もまともに読めない人間が社会人なのも終わっているのではないか(と言いたかった)

・契約書と法律でボコボコにしてやるからな(と言いたかった)

・こっちもうるさかったかもしれないけど隣人もうるさかった(これは言えた)

・そもそもそんなに音が漏れるアパートにも問題があるのでは(これも言えた)

 と反論しました。

 

 さすがにこちらが契約書に基づいて色々反論したので、息子もそれ以上文句は言ってきませんでしたが、「大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然だろ、老婆心で若者に色々と教えてやってるのに…」とかボヤいてました。

 はあ〜〜〜????本当に親も同然の大家ならば、たかだか1万程度の日割り分の家賃でゴタゴタ文句を言うかよ。まあ、これでアパートだけでなく大家の考えも古かったというオチがついたというわけですね。

 

 そしてその後、息子が「明渡しは私がしっかり確認して、借主がどれくらい負担するのかを決めるから」というので

こちらは「では、こちらも、法律と契約書に則って検討します」と答えたところ

「20万も30万も取ってやろうってわけじゃないのに!大家に感謝はないの?3年間も貸してあげたのに、そういう言い方はどうなのかね〜」と捨て台詞を吐かれて終了。

 しかも電話の向こう側には大家本人もいるとのことで、おばあさんもグルでした。裏切ったな…僕の気持ちを裏切ったんだな…!

 

 

よろしい、ならば戦争だ

f:id:DustCroon:20190303113710j:plain

平野耕太HELLSING』より

 

 気持ちよく退去できると思った矢先に、大家側からのいきなりの宣戦布告。というより布告無しでの奇襲じゃん。

リメンバー・チバ、目指せ敷金全額返還。この時大家との全面戦争を開始することを決意します。返ってきた敷金でアメリカで豪遊してやるからな。

4年間の法律学習の集大成は、大家からの敷金返還に注ぎ込まれることになりました。

 

 

 

第二章 見知らぬ、ガイドライン

 まずは、帰宅してすぐに契約書を確認します。すると、原状回復規定として

・本契約が終了と同時に、借主は本物件に設置した造作その他の設備及び借主所有の物件を自己の費用を持って収去し、本物件を原状に復してこれを貸主に明渡しするものとする。

・原状回復に関しては、貸主又は貸主の指定するものが必要と認めた修理又は取り替え、張り替え等を行うものとし、その費用は借主の負担とする。

とともに、特記事項として

・退去時のハウスクリーニング代及び故意過失の汚損破損は借主負担とし敷金相殺にて支払う。

との記載がありました。

 

 ハウスクリーニング代の相場をググってみるとワンルームでおおよそ15,000~30,000円前後

 なるほど、大家側は汚損破損が見つからなかったとしても、ハウスクリーニング代を理由に敷金返還を拒むだろうと予測されます。

 実際、友人たちからも、退去時にハウスクリーニング代として敷金の半額〜全額が相殺されたという話を聞きました。

 

なんとかできないものか…調べていくうちに、あるヒントに辿り着きます。

 

借主のリーサル・ウェポン原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

 

 そもそも、民法上、敷金は担保に過ぎない以上、使う必要がなければ返すのが原則*3です。

 例えば、壁紙が破けてるなど借主側に原状回復義務が発生している場合には、大家は借主にこれを直すよう請求することができ、敷金を使うことができます。

 しかし、この原状回復義務とは、借りる前の状態にすべて元に戻さなければならない、というわけではなく、通常の使用で生じた損耗や経年劣化を除いたもののうち、借主が原因である損傷に限定*4されています。

 要するに、借主がそこで生活を営む以上、どうしても発生せざるをえないキズならば大家が負担する、というわけです。

 例えば、タバコのヤニで発生した壁紙の汚れは借主負担ですが、冷蔵庫などの熱を持つ家電を設置してできた壁紙の黒ずみは大家負担という感じです。

 

 ちなみに、なぜこのような考え方を取るのかというと、借主が毎月支払う賃料の中には、既に通常使用の損耗や経年劣化による費用も含まれていると考えるからです。

 つまり、退去時にこうした費用が改めて請求されるとなると、借主は二重の負担を強いられてしまうことになる、というわけです。*5

 

 もっとも、何が通常の使用で生じた損耗や経年劣化に当たるのか、というのは非常に難しい問題です。

そこで、国土交通省のもとで数多もの裁判例を集積・分析したものが、このガイドラインです。

平成8年から2度の改定を経て、借主としては非常に頼もしい武器となっています。

  

 ガイドラインは170ページに渡り、色々と書いていますが、基本的な考え方としては以下の通りとなっています。

・アパートの設備(壁、床など)は6年か8年で価値が1円となるように計算する

例えば壁紙を故意に汚してしまったような場合であっても、壁紙を新品にしてから3年が経過していた場合には、借主の負担は50%程度になる

・賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるものガイドラインでは「A」とされている)大家負担が原則となる

・賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生するものであるが、その後の手入れ等賃借人の管理が悪く、損耗が発生・拡大したと考えられるものガイドラインでは「A(+B)」とされている)発生・拡大部分について借主負担が原則となる

・賃借人の住まい方、使い方次第で発生したりしなかったりすると考えられるものガイドラインでは「B」とされている)借主負担が原則となる

・最新の設備への交換など、原状回復ではなく、価値を増大させるような修繕等ガイドラインでは「A(+G)」とされている)大家負担が原則となる

・原状回復は、損傷箇所に限定させる

・これらの原則に反した特約を設定する場合には、以下の要件を満たす必要がある

1 特約の必要性があり、かつ、暴利的でないなどの客観的、合理的理由が存在すること

2 賃借人が特約によって通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負うことについて認識していること

3 賃借人が特約による義務負担の意思表示をしていること

 

 そこで、今回のハウスクリーニングの規定について考えてみましょう。

・退去時のハウスクリーニング代及び故意過失の汚損破損は借主負担とし敷金相殺にて支払う。

 まず、この「ハウスクリーニング」が、専門業者が実施するハウスクリーニングを意味するのであれば、退去時に通常の清掃が行われていた場合には、原状回復ではなく、価値を増大させるような修繕に当たるため、大家負担が原則です。そのため、原則に反した特約ならば、先述の3つの要件を満たす必要があります。

  しかし、この文言と今回の契約書だけでは、要件2の「賃借人が特約によって通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負うことについて認識している」かどうかが判然としません。

 実際に、ガイドラインでは、この要件2を満たすために、契約書とは別に原状回復についての説明書を用意し、これにサインさせること*6が望ましいとされていますが、

 自分の契約の際にはこのような書類は渡されることはありませんでした。

 さらに東京都の場合には、条例でこのような説明をすることが義務付けられたりするんですが、ここは千葉県なので用意されていなかったみたいです。

 

 そもそも、この「ハウスクリーニング代」が専門業者の実施を意味するものなのかどうかという点も微妙です。*7

 判例を見る感じでも、「専門業者」の文言があるか、なかった場合には具体的なクリーニング費用が併記されている場合に、専門業者による実施を念頭に置いたものと解釈されることが多いみたいですが*8今回はいずれの記載もありません。

 

 要するに、今回の契約書の文言から大家がハウスクリーニング代として敷金返還請求を拒んだ場合には、僕が勝つ見込みが十分にあると踏みました。

 

 さらに、実際に法的手続きに至った場合の費用についても考えてみます。 

 まず、大家の息子の言動から、法律の知識は皆無と見受けられたことと、大家本人が明渡しに立ち会えないくらい高齢であることから、実際に法的手続きとなった場合には大家が弁護士に依頼することが考えられますが、大家側が弁護士を代理人として立てると、弁護士費用だけで大赤字になることが予想されます。

 仮に、簡易裁判所*9で訴えを提起し、大家側が息子を代理人*10としたとしても、二審に入った時点で、大家側は弁護士を立てなければなりません。

 つまり、法的手続きに入った時点で

一審でゴミクル勝訴→大家が控訴したとしても弁護士費用で赤字

一審でゴミクル敗訴→僕が控訴すれば大家は弁護士費用で赤字

と、結果がどっちに転んでも大家が弁護士費用で損する展開というわけです。

 そもそもこちらは「本人訴訟で司法試験の勉強してみるか」くらいのノリなので、和解などするつもりは毛頭なく、徹底的にやる気満々です。負けても勉強代として高くはないくらいにしか考えていません。

 ということで、最初から裁判上等敷金返還夜露死苦というスタイルで明渡しに臨むことにしました。

 

 ちなみに、騒音について契約書の特約に

・騒音などの入居者のトラブルは入居者間で解決する事。

という条項も見つけました。

 隣人の騒音を大家に言わなかった僕のほうが契約守っているじゃん、というか親のくせに子供同士で解決しろとは一体どういうことなのでしょうかねえ…

 

 

第三章 仲介業者、逃げ出した後

 一通りの戦略が整ったところで、仲介業者に電凸します。

・大家の息子を名乗る人物が契約書に違反した家賃の支払いを要求してきたこと

・その他にも契約書に違反する要求を受けていること

・大家ではなく、大家の息子が退去の立会いをすると主張していること

・そもそも大家の息子は今回の契約で全くの無関係な人間では?

ということで、明渡し当日に仲介した業者も立ち会うことを要求しました。

 別に必要というわけではないのですが、一応その場に当事者以外の第三者を用意したいというのと、仲介業者がいれば大家側への抑止力になるんじゃねくらいの期待です。

 

 すると、仲介業者の子会社で原状回復部門が存在し、そちらを利用することもできたが、大家が利用することを拒否したので業者は一切立ち会えないとの返事。

ちなみに利用料は1万円くらいらしいのですが、それすら使わないってどんだけケチなんだ。

 

 しかも、退去については、僕が仲介業者に退去の用紙を渡したあと、仲介業者側が大家にFAXで送ろうとしたところ、大家の家にFAXがなかったため、郵送することになったが、郵送するのを仲介業者側が忘れていたというマヌケな話でした。

 

 もう本当に登場人物どいつもこいつも全員悪人って感じですが、電話口で「はあ〜〜〜〜〜〜◯◯さんたちがミスらなければこんなことにならなかったのになあ〜〜〜〜」騒いだら仲介業者の店長が来てくれることになりました。僕も悪人です。

 

 

  

第四章 決戦、敷金3.5万を返せ

 

 さて、明渡し当日の日がやってきました。

 電話口での大家の息子の話し方からして、いかにもな老害という感じが予想されたので、こちらは両親を連れて行くことにしました。

 特に我が父は某某庁某某某某某というお固いところに勤務、好きな番組は噂の東京マガジン、口癖は「最近の若いやつは〜」という汎用人型決戦老害と言わんばかりのキャラクターです。

 自分もとっくに成人しているので、あまり親を使いたくはありませんでしたが、目には目を、歯には歯を、老害には老害をという戦法です。

 

 そして、予定時刻の10分前、大家の息子がやってきました。

 ところが、その時その場にいたのは僕だけ。

 両親はどこかに散歩に行ってしまいました。これだから年寄りは…

 しかも、大家の息子は当日も強気に出てくるかと思いきや、「今日はわざわざありがとうございます〜」と無駄に低姿勢。

 なぜその態度で電話に出れなかったのかと突っ込みたいところですが、こちらも低姿勢にならざるを得ません。僕は善良な若者なので、丁寧な対応をされると強気に出れないのです。

 「住んでいて気になるところとかありましたか?」とか「それでは一緒に確認していきましょう」とかもうとにかく丁寧。

 しかも、仲介業者の店長まで到着してしまって、完全になごやかな雰囲気になってしまいました…まずい、これではまずいぞ…

 

 「いやいや、おたくどちらさん?」

 なごやかな雰囲気を全力でブチ壊しにかかったのは、帰ってきた我が父でした。

 「大家ですけど…」

 「いや、大家はおばあさんなんでしょ?だからおたくどちらさん?」

 「大家の息子です」 

 「本当に?証拠は?名刺でも出してよ」

 「あなたこそなんなんですか!」 

 「借主の父親だよ!!」

  なんというか、総武線でよく見る車内トラブルみたいな光景が目の前で、というか自分の借りてた部屋で繰り広げられていました。

 

 「ちょっといい加減にしてください!」

  この言い合いを止めたのは店長でした。

 「今日は原状回復の確認のための立会いなんですから、まずそちらを優先してください!」

  まあ、店長は周りの不手際に巻き込まれて駆り出された被害者だから、そりゃそう言いたくなりますわな…

 「そうですよ、店長さんは今日ボランティアで呼んで来て頂いたんですから、まずそれに感謝しないと」 

 「いや、呼んだのはお前のせいだよ」 

 

  正直、ドリフのコントかよって感じで、の存在が薄くなってきてしまったので、ここらで一発ジャブをかましておきます。

 「その原状回復についてですが、こちらとしては国土交通省ガイドラインで貸主負担とされているものについては負担しませ「君は黙ってろよ!!!!」

 え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜??????!!!!

 この場で一番の当事者は僕だよ?家賃も敷金も全部自分で払ってたんだよ???なんで僕が黙らなきゃいけないんだ???

 しかし、ここで黙るわけにはいきません。無視して話を続けます。

 「床にできた家具の設置跡についてはガイドラインで貸主負担とされてるので、負担しません。あと契約書でハウスクリーニング代は借主負担とされていますが、専門業者による実施とは書かれていないですし、見ての通り通常の清掃は実施したので、専門業者が実施したとしても負担しません。」

 オタク特有の早口で場を制しました。

 「いや、私も30年以上大家やっているけど、修繕費やハウスクリーニング代を借主が負担しないなんておたくらが初めてだよ?次に借りる人だって気持ちよく借りたいでしょ?」

 「つまり30年以上もの間、借主から搾り取っていたってことですよね〜。次に借りる人が気持ちよく借りてほしいなら大家が修繕費やクリーニング代を出せば良いんじゃないですか?3年間ずっと賃料だってもらってたでしょ?」

 「…。」 

 一気に形勢逆転。気分は完全にリーガル・ハイです。この4年間で一番「法律勉強しといてよかった〜!」と思った瞬間でした。

 

 その後、こちらが事前に用意していた原状回復の立会いチェックリストに確認の上で、サインするよう伝えると

 「そんなおたくらの態度でサインなんてできるか!そんなにガタガタ騒ぐなら裁判でも起こしてみろよ!息子さんのいい勉強になるだろ!」

と拒絶。このチェックリストは国土交通省ガイドラインにも添付されているもので、この場できちんと確認してサインしたほうが大家にとっても有利になるはずなのですが、サインしないならそれはそれでオーケーなので

 「え〜〜〜〜〜〜!じゃあ訴えますわ〜〜〜〜〜〜!」

 「やったな!いい勉強できるじゃん〜〜〜〜!!!」 

と言っておきました。まあ本当にいい勉強だと思っているので。

 

 もうダラダラ話しててももったいないので、店長に鍵を渡して撤退することに。

 そして帰り際に、「最後だから言っておきますが、この前の電話で僕の部屋の音がうるさいと苦情が来ていたとかおっしゃっていましたが、契約書には「騒音トラブルは入居者間で解決すること」って書いてあるんだから、大家に苦情を入れる入居者の方が間違っていますよね?どうして契約書のルールを守って、最後まで我慢していた僕が責められなきゃいけないんですか?というか契約書ちゃんと読んでますか?ねえ?ねえ?ねえ〜〜〜〜????」

 「いや契約書とかは関係なく、隣人から苦情が出るような音を出すことに問題があるのであって…」

 「え〜〜〜〜じゃあ隣人の咳すら聞こえてくるような壁の薄い建物には問題がないんですか〜〜〜〜〜????」

 「その話は原状回復と関係ないでしょう!!!」

  「そうですね〜〜〜〜なので敷金1ヶ月以内に全額返してくださいね〜〜〜〜よろしく〜〜〜〜!」

 グッド・バイ。呆然と立ち尽くす大家の息子と店長を尻目に、3年間過ごした部屋から立ち去りました。

 こうして書き起こしてみるとこっちの方が悪質なクレーマーなんじゃないかって感じですが、言いたいことを最後にちゃんと言うのは大事です。もう会わないかもしれないしね。

 

 こうして、アパートの明渡しはまさに修羅場という感じに終わりました。

 しかし一番の修羅場は帰り道、インターネット上での僕クルーンを一切知らないはずの父が「最近はインターネットのSNS?とかいうので炎上させるのは流行っているんだろ?あのアパートをネットで晒して炎上させちまえ!」と言ってきたことでした。そういうのはよくないエコ

 

第四章 最後の請求

 一応、契約書によれば敷金は明渡し後1ヶ月以内に返還するとのことだったので、1ヶ月間、特に動きがなければ訴えることになるのかな〜とか考えていたのですが、意外にも1週間後には仲介業者側から連絡がきました。

 「大家がハウスクリーニング代以外は請求しないことになりました。」

 …お?大家側が譲歩したように見せかけている雰囲気でしたが、ハウスクリーニング代でかさ増しされれば結局変わらない可能性もあります。

 そもそも、どうしてハウスクリーニング代のみを請求することにしたのでしょうか。

 というのもハウスクリーニング代を請求するよりも、床のキズ等を借主の故意過失だと主張したほうが、大家的には勝ち目がありそう*11な気もします。

 まあ、契約書の文面は仲介業者側が用意したものだったとのことだったので、おそらく仲介業者側がハウスクリーニング代を請求できることに自信があり、大家を説得したのかもしれません。

 とはいえ、ここで少しでも譲歩すると不利になりかねないので、改めて反論しておきます。

  「前にも言いましたが、契約書に「専門業者がやる」とは書いてないですよね?それなのにどうして請求できるんですか?」

 「確かに「専門業者がやる」とは書いてないですが、「借主本人がやる」とも書いてないからです。」

  「じゃあ誰がやるんですか?」

  「専門業者です。」

 もうどこから突っ込んで良いのかわからなくなったので、「じゃあ大家の言う通りに裁判起こしますとお伝え下さい」と言って切りました。

 

 

 

第五章 All/しききんを、君に

  大家側がその他の修繕費の請求を放棄しハウスクリーニング代のみを請求してくるとなると、かなり終わりは見えてきました。

 ハウスクリーニング代はかかったとしてもワンルームで3万円前後。とすれば、大家側が弁護士を立てたとしても費用倒れを起こすことが確実になったからです。

 そして、件のハウスクリーニング特約の文言を仲介業者側が事前に作っていたものであるならば、同様の被害者は多数いるはずなので、その有効性について争うことにも、それなりに価値がありそうです。

 もっとも、あの明渡し時の小競り合いだけで、(一応は)ハウスクリーニング代だけに譲歩してきたのならば、支払督促立てるだけでも全額返してくれるかな〜とか色々考えている内に、またもや仲介業者側から連絡が来ました。

 

 「大家はハウスクリーニング代も請求しないことになりました。敷金は全部返すとのことです。」

 

 こうして、約1ヶ月に渡る小さな戦いは幕を閉じました。

 

 

まとめ

 正直、ブログのネタ的には、裁判までやったほうが面白かったのかなという感じですが、敷金が全部返ってきちゃった以上、裁判の起こしようがないので、これで終わりです。ラスベガスのカジノでたくさん遊べます。

 

なぜ敷金は泣き寝入りのケースが多いのか…敷金トラブルの本質的な問題

 実際トラブルに遭ってみて痛感したことは、「敷金は返ってこないものだ」と考えている人たちが大多数だということです。

 大家だけでなく仲介業者すらも、敷金返還でここまで騒いだ人は初めてだったらしく、僕を完全に「ヤバい奴」という目で見ていました。

 この考えを蔓延させる一つの原因は「敷金トラブルで弁護士に依頼したとしても費用倒れを起こすリスクがある」ことです。

 今回、僕が強気の対応を取れた理由に、仮に訴訟提起に至ったとしても、大家側の戦力からして、弁護士費用で費用倒れになることが予想できたことが挙げられます。

 しかし、これは逆に、もし、借主である僕が、弁護士に頼んだとしても、その費用だけで費用倒れになる危険性があったということでもあります。

 実際に弁護士費用としてどの程度かかるのかと言いますと、1時間の相談だけで5000円〜1万円程度(無料で行う弁護士もいる)、正式に依頼した場合には着手金として10万円程度(事案によっては無料で行う弁護士もいる)がかかると言われています。

 そして千葉県の家賃なんて、ましてや学生が借りるような物件であればなおさら、たかが知れているので、大家も借主も敷金で騒ぐなんて…と考える人は多いのかもしれません。

 実際、ガイドラインに添付されていた資料(P121〜参照)でも、敷金が満額返ってきたケースは全体のたったの約7%、半額まで返ってきたケースを合わせても約45%であるということを踏まえると、かなりの方が諦めているのではないでしょうか。

  

敷金返還関係のトラブルで入居者が気をつけるべきこと

 まず、トラブルが発生する前の前提としては、

・入居前に契約書、物件の状態等を確認し、必要に応じてやり取りの録音や写真撮影を行うこと

国土交通省の原状回復ガイドラインを把握しておくこと(その名を出すだけでも相手は警戒する)

・そもそも借りるものは丁寧にキレイに扱うこと

の三点に集約されると思います。

 というか一番最後が大事です。キレイに使っていれば大家も文句を言いません。

 

 そして、トラブルが発生してしまった場合、発生しそうな場合は、まずは弁護士に相談すべきです。

 素人が弁護士を使わずに、自分で対応してしまうということは、素人が医者を使わずに自分で手術してしまうくらい危険なことです。

 言うなれば、今回はたまたま医学部生が自分で手術したら成功したくらいの話です。それも医者になれるかわからないレベルの人間です。

 たしかに、弁護士に依頼すると費用倒れする可能性がありますが、無料で相談を受けてくれる方もたくさんいらっしゃるので、まずは相談するだけでも大きな助けになるはずです。

 

 

 

おわりに 

 

 じゃあなんで、僕が記事にしたかといえば、ブログのネタ的に面白かったってのもあるんですが、世間の借主と大家の不条理な関係に一石を投じたかったからでもあります。

 世の中には、僕が当たってしまった大家たちのように、「大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然」という考えを持った人間はまだまだたくさんいるはずです。

 もし、そういう大家に当たってしまったとしても、決して大家の言いなりになる必要はない、借主として権利を主張することは決して間違ってはいないということを知ってもらえたのであれば幸いです。

 

 大事なのは間違っていないということです。今回、僕が借主として正しかったのかなんて知りません。というか普通にタチの悪い借主だったと思います。さんざん友達呼んで飲み会したり、部屋に傷とかもたくさんつけていたので。

 ただ、こちらが持っている借主としての権利で大家を殴ったら敷金が返ってきた、それだけです。

 「敷金くらいで争うなんて…」と考える方はそれはそれで良いと思います。

 しかし、「敷金はもしかしたら返ってくるかもしれない」ということを知ってもなおそう考えるのか、知らずにそう考えてしまうのかは大きな違いがあると思います。

 

 これからアパートを出ていく方、アパートを借りる方は、是非敷金について、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 もし、この記事がきっかけで敷金が少しでも返ってきたとかがあれば、ぜひご連絡ください。そしてそのお金で焼肉をおごってください。

 

【追記】

記事のコメントへのコメントとかはこちらで


 

*1:契約書では借主側からの解約は管理会社に通知し、管理会社が大家に連絡する旨が規定されていた

*2:契約書で日割り計算と規定されていた

*3:改正民法622条の2で明記

*4:改正民法621条で明記

*5:最高裁平成17年12月16日判決参照

*6:http://deguchi.gyosei.or.jp/saiban/bepyo3.pdf

*7:東京地裁平成21年5月21日判決(ガイドライン事例33)は、特約に「専門業者のハウスクリーニング代を(借主が)負担するとの記載があることを挙げて、専門業者による実施が一義的に明らかとした。一方で、東京地裁平成21年1月16日判決(ガイドライン事例30)は、「ルームクリーニングに要する費用は賃借人が負担する」旨の特約は、一般的な原状回復義務について定めたものであり、通常損耗等についてまで賃借人に原状回復義務を認める特約を定めたものとは言えないと判断したものと考えられている。

*8:この点の全体の考察については、右記の文献参照 http://www.retio.or.jp/attach/archive/80-096.pdf

*9:請求金額が140万円以下の場合に用いられる裁判所、一審が簡易裁判所の場合には、二審(控訴審)は地方裁判所、三審(上告審)は高等裁判所と移行するのが原則

*10:民事訴訟法54条で、簡易裁判所に限り、弁護士以外も代理人になることができる場合がある

*11:実際、他のブログなどを見ても、ハウスクリーニング代よりもキズ等で争うケースの方が多く見受けられ、その場合、証拠能力などの点(例えば写真は加工が容易であり、そもそも別の部屋の写真を使われるリスクもある)でも事案がややこしくなりがち

卒業に関するご報告&今後の活動について

 

ブログではご無沙汰しておりました、ゴミクルーン@DustCroon)です。

 

今日は大学最後の成績発表の日でした。

 

 

これまで散々ブログやTwitterでもネタにしてきましたが(下記記事等参照)泣いても笑ってもこれが最後です。

 

 

卒業に必要な単位は124単位、それに対して4年後期までに取った単位は114単位で、4年後期に10単位を履修。

つまり、1科目でも落とすと即留年です。

そして、今回履修した10単位中6単位5科目は、フラス語イタア語

先日、我が千葉大学は再来年から留学が全学生必修になると話題になりましたが、時代の先を行く僕は既に国際的な履修を組んでいました。(※法学専攻です)

 

 

この半年間は、地獄でした。

受講生は、みんなフレッシュ1,2年生だし、

イタリア語とフランス語の発音が混ざるし、

中国語は全部チンチンにしか聞こえないし

ドイツ語は全部フンバルトベンブリュデルにしか聞こえないし…

 

そもそも、自分はどうして、今、5ヶ国語も勉強しているのだろう。

自分が本当に大学でやりたかったことってなんだったんだろう。

どうして中国語は全部チンチンに聞こえてしまうのだろう。

どうしてドイツ語は全部フンバルトベンブリュブリュデルに聞こえてしまうのだろう。

時には苦悩することもありました。

 

しかし、もう後戻りはできません。 

「第二外国語なんて言葉なんだこんなものやれば誰だってできるようになる」と心の中に安河内哲也を召喚させ、授業に臨んできました。

 

 

 

期末試験は、自分が受けた法科大学院入試を超える圧倒的な難易度でした。

なぜなら問題文に日本語が書かれていない。オール外国語。これは難しすぎる。

法科大学院入試は日本語で書かれていますので、その辺はとても親切でした。(それでもたくさん落ちましたが)

解答欄の余ったスペースにはひたすら反省の弁を書きました。

予習復習が疎かになってしまっていたこと、文法の学習が不十分であったこと、単語の学習も不十分であったこと、発音の学習も不十分であったこと、そもそも外国語を1年生から計画的に履修すべきであったこと…

もう、今の自分には、恥も外聞もありません。

気づけば、大学生活史上最長の解答になっていました。全部謝罪文です。

 

 

 

そして、審判の日はやって来ました。

 

もう一度言いますが、1科目でも落とせば即留年です。

 

恐る恐る大学の事務室に訪れ、成績表を受け取ります。

 

 

すると…

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と思いきや…

 

 

 

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  祝・卒業決定!

 

 

なんということでしょう。124単位ピッタリでの卒業です。

厳密に言うと、卒業に必要な単位数を満たしただけなので、3月末までに不祥事などを起こした場合には卒業できないという可能性はありますが

女子中学生を誘拐したりはしていないので、多分大丈夫だと思います。

 

今後の進路について

既にTwitterのプロフィールとかにも書いてあるのですが、春からは早稲田大学大学院法務研究科に進学します。


以前ブログでは中央大学に落ちたことを報告してましたが、結局あの後早稲田大学には受かりました。

 

 

その後の国立入試は調子に乗って一橋大学東京大学に出願し、どちらも試験日が被っていたので、更に調子に乗って東京大学を受験したのですが、落ちました(4年ぶり3回目)

 

大学受験では早稲田には落ちていたんですが、高校受験のときに早稲田大学高等学院(いわゆる附属高校)から合格を頂いていたので、早稲田は避けられなかった運命って感じがしますね。

 

ということで、これからもゴミクルーンをよろしくお願いしますエコ!

 

 

毎年炎上?大学のミスコンでTwitterを使うのってどうなの?

 

みんなおはエコ!自称・ミスゴミクルーン (@DustCroon)です。

ここでのミスとは卒業がミスりそうという意味でのミスです。 

 

ところで、最近ミスコンが熱いですね…こんな感じで。

 

 

 

ここ数年、大学でのミス・ミスターコンテストで出場者がTwitterを使うことがごく当たり前になりつつある反面、

こうした出場者のTwitterでの発言を巡ってのトラブルや炎上が毎年起きています。文字通り熱い戦いになっているというわけですね

 

こうしたミス・ミスターコンにおけるTwitterの利用については、有識者からも様々な意見が出されています。

 

 すみません僕でした。

 

 

今日のゴミログは、なぜ、大学のミス・ミスターコンでこのようなトラブルが絶えないのか?そして、こうした出場者たちがTwitterを使うべきなのか?について自分なりの意見を書きたいと思います。

 

 

 

 

ミスコンツイッタラーの出現

そもそも、出場者たちがTwitterを積極的に使い始めたのはいつからか?という話ですが、自分の記憶では、2014年のミスター東大に出場した稲井大輝氏 が印象的でした。

「本日の密会情報です。」というツイートは誰しもが一度は見かけたことがあると思いますが、これを始めたのが彼です。

その頃のミスター出場者とは、一線を画してネタに走ったツイートは脚光を浴びました。当時は浪人生だった僕も、東大に受かったらミスコンツイッタラーになるぞと息巻いてました。

 

その2年後に今度は菅藤佑太氏、通称なでちんがミスター慶應SFCに出場し、グランプリを獲得してしまいました。

彼はそれに留まらず、各大学のミスターからミスターを決める、ミスターオブミスターでも準グランプリを獲得してしまいます。

ちなみに彼も自分と同じくいわゆるTwitterの浪人界隈の出身(浪人界隈については過去記事参照)とされ、浪人界隈序列2位セグンダエスパーダと呼ばれた男です。

序列2位だけど向こうのほうがミスター慶應SFCだし知名度は遥かに上です。くたばれセグンダエスパーダ・なでちん

 

そして富、名声、学歴…この世のすべてを手に入れた男・ミスター王スガフジ・ユウター。彼の死に際に放った一言は、人々をTwitterへ刈り立てました。
オレのフォロワーか?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをそこへ置いてきた!!
出場者たちはタイムラインを目指し、夢を追い続ける。

世はまさに、Twitter時代!!

ありったけのツイをかき集め♪

グランプリ探しに行くのさ〜♪

-----ワンミース------

ONE MISS 

 

 

 

 

もう色々とすみませんでした

(※彼本人はそんなことは言っていません)

 

 

個性を表現するはずのTwitterが、むしろ個性を潰している

以後、毎年どこの大学でも"ミスコンツイッタラー"は出現するようになりました。 

そして、ミスコンの主戦場はTwitterへと移り変わっていきます。

 

本来、ミスコン出場者の一つの個性だったはずのツイッタラー。

それがいつの間にかミスコンで目立つために、ツイッタラーを名乗るような出場者も見受けられるようになりました。

 

こうした状態には、かつての第一人者であったなでちん自身もかなり痛烈に弁難しています。

 

「ミスコン出場者なのにツイッタラー」

「ミスコン出場者なのにこんなツイートをしている」

それらがミスコン出場者にとって当たり前になれば、今度はTwitter上で他の出場者よりも目立つしかありません。

彼らにとって、Twitter上で目立つ発言を繰り返すことで注目を得ることがもっとも安易な手段になってしまうというわけです。

 

 

Twitterの性質がミスコン界隈を泥沼化させている

 

そもそもTwitterには以下のような性質があると自分は考えています。

・一つの発言だけが切り取られやすい

・偏った考えが受け入れられやすい

・不特定多数の悪意に晒されやすい 

これらは全てTwitterリツイート機能に因るものです。

 

ここに、ミスコン出場者が目立つ発言をしようとするとどうなるでしょうか。

当然、あの◯◯大学のミスコン出場者がこんな事を言っている!となれば話題になります。

一方で、今回のように「あの◯◯大学のミスコン出場者がこんな事を言っている!」というのがトラブル・炎上方面に作用することも多くなるでしょう。

 

そして何より恐ろしいのが、不特定多数の悪意です。

ハッキリ言って、今どきインスタではなくTwitterに熱中している大学生には、人の不幸でぼっち飯を喰らう、陰の者が多いのです。僕のことです。

陰の者の何が恐ろしいか、それは、手加減を知らないということです。

陰の者は人とまともにコミュニケーションを取っていないことが多いです。僕です。

そうすると、本来そうしたコミニュケーションの中で得られる、人との付き合いにおける手加減がわからないのです。私が証明です。

 

こうした者たちはTwitter上でだけ妙に馴れ馴れしく絡んできます。ゴミクルーンです。

しかし、一度何かトラブルが起これば、Twitter上でだけ強気な対応をします。です。

そして、手加減を知らないため、相手が潰れるまで、徒党を組み、潰そうとしてきます。ゴミです。

 

その最たる例は昨年の青山学院大学のミスコンでしょう。

ここでは、細かな経緯は省略しますが、正にTwitterの性質が悪い方に作用してしまったものだと考えています。

 

もちろん僕自身も陰の者であり、こうしたTwitterの性質に支えられながらフォロワーを増やし、今の「ゴミクルーン」が存在していると思っているので、決して責められる立場にはありません。

しかし、殊にミスコン運営という観点からは、「ミスコンで目立つためにTwitterを使う」というのはあまりにも大学にとって不利益が大きいようにも感じるのです。

 

 

結論:もっとかわいい・カッコいい写真で戦ってくれ

自分はミス・ミスターコンに出る方々は、自分自身が魅力的な存在であると自信を持っているから出場しているのだと思っています。

僕は、自分を魅力的な存在だと考え、名前と顔を出して出場することは素晴らしいことだと思います。

 

何故なら、僕にはできないからです。

僕が自信を持っているのはゴミクルーンという記号だけで、僕自身ではないからです。顔と名前は定期的に色々な所で晒されているんですが。

 

そして、その魅力をアピールする場としてTwitterは非常に適しているツールだと思います。

だからこそ、都合のいい言葉や周囲の力で誤魔化さないで、自分の魅力をありのままに発信したらいいんじゃないかなと、僕は思っています。

 

是非、今年のミスコンはTwitterで"自分らしく"挑戦していく姿を見ることができたらと思います。

 

例えば…

 

 

 

おっぱいの写真とか。